私の教え子が23年間のお疲れ様とシニアアドバイザーのお祝いという名目でOGを集めてくれた。
2月にやって頂いた会社と現役選手による会とは違った、創部当時の一期生から私が初めて高崎に来たときのメンバーから現在のOGが、北は仙台から、子ども連れで旦那さんに送ってもらっての参加、幸せすぎてかなり体型を崩しているもの、現役当時から15kg以上も増えたとか。子供を片手抱き抱えている姿には驚きより子どもに同情してしまう。みんなたくましい。
会の趣旨を吉野会長(私のマネージャー)から、「本来であれば就任をされたと同時に皆様にお声がけをし、会を開くべきだったが、リーグ前半戦が終了してからのこの時期であれば、監督の新たな活動内容を皆さんに少しでも多く、お伝えできるのではないかと思い、時期をずらしての開催とさせて頂きました。
本日は限られた時間ではありますが、今まで以上に幅広い活動をされている監督からのお話や、昔話で花を咲かせながら楽しいひとときを過ごしましょう」との挨拶があり、そして、乾杯、歓談中は昔話に花が咲き、特別ゲスト、私の元彼。そんな司会者からの呼び掛けに胸がドキドキしてしまい、もしかして、まさか、なんて。。
私の最初のキャプテンの子ども、一番最初の孫である「吉田貴博」大学生、生まれて二週間目にグランドに来てくれた、北風の吹く寒いとき、熱心さにも裏で選手を叱り飛ばしていた処に来た貴博は、選手にとっては天使のような。私は来るなりグランドコートに包み込んで抱っこしたりおんぶしたり、時にはおんぶしてノックした記憶も(^。^) 我がチームは選手の子ども達の溜まり場にもなることもあるぐらい、皆子ども連れでよく来てくれる。嬉しい、でも小遣いもかなり出した記憶も。選手も親になると図々しくなりますからね。
貴博のメッセージを頂き、途中は今私がやっている「バックソフトボール2016」西アフリカでの活動のビデオや親子キャッチボールでのビデオが流れ、雑談中には、昔は試合や遠征のバスの中での加山雄三さんの曲を流していたので、その曲が流れ、そして、福山さんの『私は風になる』も流れた。
最後の私のお礼の挨拶、23年間の想いやこれからの想いや夢、OGからのメッセージカードの贈り物は最高の宝物でした。
指導者になり、「強くて愛されるチーム」をスローガンに厳しいルールを作り、時に、理不尽な事もかなりあっただろう。今こうして、教え子が集まり思い思いを話している姿を見ていると、胸が熱くなりました。
そして、「ありがとう。」と呟いた私でした。
宇津木妙子